韓国の家具として、世界的に有名なのは李朝家具。
李朝家具とは、1392年から1910年まで続いた朝鮮半島最後の王朝である李氏朝鮮時代に作られた伝統家具です。
世界中の愛好家からコレクションの対象とされ、骨とう的価値も高い李朝家具は、我が国日本においても人気が高く、目利きの間でも好まれたと言われています。
李朝家具が作られた李氏朝鮮の王朝文化では、儒教精神に基づいた簡素な生活のなかで生まれる美しさを尊ばれました。
そのため李朝家具は、素材となる木の特性を活かした素朴さと丈夫さとを兼ね備え、長年にわたり人々の生活のなかで愛用されてきました。
李朝家具のなかでも人気が高いのは、卓子(タッチャ)と呼ばれる机や本棚、飾り棚として使われた薬棚(ヤクジャン)や四方卓子(サバンタッチャ)、衣類などを収める収納家具(バンダジ)などです。
近年の韓流ブームもあって、韓国旅行の際に李朝家具を買い求める人も増えています。
また李朝家具を扱う家具通販店などで、買い求めることもできます。